国立研究開発法人　農業・食品産業技術総合研究機構　九州沖縄農業研究センター 筑後・久留米研究拠点（久留米）

農研機構（国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の通称です）は、第4期中期目標期間(2016～2020)において、『1.生産現場の強化・経営力の強化』、『2.強い農業の実現と新産業の創出』、『3.農産物・食品の高付加価値化と安全・信頼の確保』、『4.環境問題の解決・地域資源の活用』、という4つの重点化の柱として業務を推進することにより、食料・農業・農村が直面するさまざまな問題の解決と国民の皆様が期待する社会の実現に貢献していきます。 　農研機構がもつ研究センター・部門のうち、九州沖縄農業研究センターは、農研機構の技術を世に出すための九州沖縄地域のフロントラインとして、この地域の農業研究のハブ機能を強化し、研究ニーズの収集、地域農業が抱える問題への対応をより迅速に行えるよう、取り組みを加速します。そのために、関係機関と一体となって現地実証試験を充実・強化します。また、現場からの重要なニーズについては、農研機構全体で共有し、食料・農業・農村に係る問題解決に向け、着実な対応を図ります。 　九州沖縄農業研究センターには、水田作、畑作、園芸、畜産草地、作物開発利用および生産環境の6つの研究領域があり、合計29の研究グループでさまざまな研究課題が実施されています。筑後・久留米研究拠点（久留米）には園芸研究領域が設置され、イチゴの育種と栽培、施設野菜についての研究が推進されており、また、農業を学びたい人、園芸の新しい技術や知識を身につけたい人のために、農業技術研修生を受け入れています。